イタリアでは東洋医学を修得する教育機関がありません。
近年イタリア国内では鍼灸治療に対する関心がかなり高く、個人の開業医内では鍼治療が盛んに行われています。医師(西洋医)は個々人が独習して治療にあたっています。(2002年11月現在)

ローマ大学医学部付属病院前にて
真実の口


世界鍼灸学会シンポジウム
世界鍼灸学会(W.F.A.S.)シンポジウム イタリア・ローマ大会
 2002年度世界鍼灸学会連合会(W.F.A.S.)の国際シンポジウムが2002年(平成14年)11月7日(金)〜9日(日)にイタリア・ローマのコンシーリオ・ナチオナーレ・リチエルケで開催されました。イタリア国内での鍼灸治療に対するニーズの高まりが医師を東洋医学の勉強に走らせ、研究会を発足、世界大会開催の招聘と繋がったようです。フランスのノジエ方式と中国方式が大半でしたが、効果の低い両方式に変わる方式・日本の治療法に目を向け始めている事を実感しました。
 世界鍼灸学会連合会(W.F.A.S.)による学術総会は1987年より定期的に行われています。
第1回は、中国・北京(1987年)3年に1度総会開催でスタート
第2回は、フランス・パリ(1990年)
第3回は、日本・京都(1993年)次回より4年に1度の開催に変更 第4回は、アメリカ・ニューヨーク(1996年)
第5回は、韓国・ソウル(2000年)
 また、学術総会のない年に毎年シンポジウムが開催されております。今大会もその一つです。ちなみに、2001年度はシンガポールでした。2003年度はノルウエー・オスロで9月12日(金)〜14日(日)に開催されます。
 今大会の出席者数は、450人
 参加国は26カ国で、イタリア人350人、
 その他の国 150人、うち日本人12名
 論文数は、合計152題
そ の内、特別報告4題・基調講演11題・口演発表100題・ワークショップ12題・ポスター発表 25題でした。
 日本からの発表は私を含め5題でした。

学会会場入り口にて明治鍼灸大学大学院教授北出利勝医学博士と
受付
開会式
開会式会場にて
世界鍼灸学会副会長黒須幸雄先生、アメリカ鍼灸学会会長洪伯テ先生らと
学会別会場の様子
学会発表中
質疑応答時
トレビノの泉
コロッセオ
歓迎祝賀会会場前にて(協)中央接骨師会理事長根岸進先生らと
祝賀会待合室にて(国内で有名な宮殿。室内の壁画を鑑賞)
祝賀会開催
祝賀会会場内にて各国の先生と談笑
キリスト教の総本山サンピエトロ大聖堂
世界最小独立国バチカン王国

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