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神戸大医学部付属医学研究国際交流センターの松尾雅文教授らは30日、筋肉の難病デュシャンヌ型筋ジストロフィーの男児(7)に合成DNAを使う治療を11月13日から始める、と発表した。昨年9月、同教授らが同大の医学倫理委員会に治療の実施を申請、今年3月に承認されていた。 合成DNAは、塩基を人工的につなぎ合わせてつくったDNAで、筋ジストロフィーの治療に使うのは世界でも例がない。 松尾教授らは、ある患者のジストロフィン遺伝子は、特定部分が欠けているために、ジストロフィンタンパク質の合成を止める指令を出してしまう事に注目し、合成DNAを使って指令を妨害し、症状の悪化を遅くする方法を考えた。 |
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